Bach

ガーディナーのJ.S.バッハ・カンタータ巡礼第10巻など

最近購入したCD。 ジョン・エリオット・ガーディナーのカンタータ巡礼全集第10巻 CD 1枚目:三位一体節後第19日曜日のカンタータ。BWV48, BWV 5, BWV 90, BWV 56収録。2000年10月29日Potsdamでのライブ録音。 CD 2枚目: 宗教改革記念日のカンタータ。BWV 79…

バッハ新発見アリアのニュース動画

フジテレビ・ニュースジャパンの記事で、2005/9/15のBCJ第70回定期演奏会でのBWV 1127 "Alles mit Gott und nichts ohn Ihn"「神と共にすべての事に当り」の動画あり。そうか、カメラがあるなと思ったら滝川クリステルが来ていたのか。気がつかなかった。と…

コープマンのバッハ・カンタータ全集価格改定

現在進行中のバッハ・カンタータ全曲録音と言えば、オランダの指揮者Ton Koopmanがアムステルダム・バロック・オーケストラとAntoine Marchand/Challenge Classicsから出しているものがある。これはもともと1994年から開始されたプロジェクトで、大手のワー…

バッハの新発見アリア

9/15はBCJの第70回定期演奏会。仕事はかなり忙しいにもかかわらず、冷たい目で見る部下の視線をちょっとだけ気にしながらいつものように新宿オペラシティへ。前回6/24の演奏会でコラール・カンタータのシリーズが終了したため、今回はちょっと目先を変えて合…

ガーディナーのバッハ・カンタータ巡礼シリーズ

今日は三位一体節後第15日曜なので、該当するカンタータはBWV 138, 99, 51の三作品。一年前の2004年9月19日には鈴木雅明、ジョシュア・リフキン、ジェフリー・トーマスの演奏を聴いたが、今回は今年発売されたジョン・エリオット・ガーディナーのバッハ・カ…

三位一体節後第17日曜のカンタータ

今日は三位一体節後第17日曜なので、該当するカンタータはBWV 148, 114, 47の三作品。 BWV 148 "Bringet dem Herrn Ehre seines Namens" 「その御名にふさわしき栄光を」 1723年9月19日、ライプツィヒ時代初年度に演奏されたと考えられるが、はっきりしない…

ヘンスラーのバッハ大全集

確か9/18か9/19にjpcに注文したヘルムート・リリング監修のヘンスラー・バッハ全集がもう届いた。本体価格がVAT抜きで112.06ユーロ、送料が14.99ユーロ、合計127.05ユーロ。今のユーロ円ミッドで計算して約17,400円、1枚あたり約102円という驚異的な安さだ。…

三位一体節後第15日曜のカンタータ

今日は三位一体節後第15日曜なので、該当するカンタータはBWV 138, 99, 51の三作品。 BWV 138 "Warum betrübst du dich, mein Herz" 「汝なにゆえにうなだるるや、わが心よ」 1723年9月5日初演。ライプツィヒ時代のカンタータ第一年巻に属する作品だが、作者…

バッハ・コレギウム・ジャパン「ライプツィヒ時代1724年のカンタータ14」

東京オペラシティでのBCJの定期演奏会に行った。演目は以下の通り。 Dietrich Buxtehude作 BuxWV 207 "Nimm von uns, Herr, du treuer Gott" 「私たちから取り去ってください、主よ、まことの神よ」オルガン演奏今井奈緒子 BWV 91 "Gelobet seist du, Jesu C…

ヘンスラーのバッハ大全集

ヘンスラーから出ているヘルムート・リリング監修のバッハ大全集が値下げして再発売されるらしい。172枚組で39,900円、CD1枚あたり232円というのは確かに安い。値段ではブリリアントのバッハ・エディションが160枚41,999円で1枚あたり262円なのでリリング版…

三位一体節後第13日曜のカンタータ

今日は三位一体節後第13日曜なので、該当するカンタータはBWV77, 33, 164の三作品。 BWV77 "Du sollt Gott, deinen Herren, lieben" 「汝の主なる神を愛すべし」 1723年8月22日初演。ライプツィヒ時代のカンタータ第一年巻に属する。冒頭の合唱曲では、ルタ…

Crotchet

レイチェル・ポッジャーの「無伴奏」だが、今ごろになってCrotchetから「キャンセル受け付けました」のメールが届いた。本当に8月後半ずっと夏休みで休んでいたらしい(いつから夏休みに入ったのかは不明)。ちょっと信じられないオンライン・ショップだ。で…

ジーン・ウルフとJ.S.バッハ

「ケルベロス第五の首」にしても「アメリカの七夜」にしても、もちろん「新しい太陽の書」にしても、ジーン・ウルフのある一定以上の長さの作品はどれも、細部を気にすればするほど同じ物語に思えてくる。主題が三つか四つ、キャラクターが五、六人、それに…

三位一体節後第12日曜のカンタータ

今日は三位一体節後第12日曜なので、該当するカンタータはBWV69a, 137, 35の三作品。 BWV69a*1 "Lobe den Herrn, meine Seele" 「わが魂よ、主を頌めまつれ」 1723年8月15日初演。ライプツィヒ時代のカンタータ第一年巻に属する。厳しい調子の曲が多いこの時…

フリッツ・ヴェルナーのカンタータ選集

つい最近まで知らなかったのだが、フリッツ・ヴェルナー(Fritz Werner, 1898-1977)はカール・リヒターと並び称されるバッハ演奏の第一人者であったそうだ。リヒターと違ってなかなか録音が入手しにくい状況だったのが、今回、バッハの教会カンタータ55曲に…

無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータその2

レイチェル・ポッジャーの「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ」をCrotchetのオンライン通販で申し込んだ後に、amazonの方が安いことを発見。あわててCrotchetにオーダー・キャンセルのメールを送ったところ、Auto-replyで「スタッフが休暇中…

三位一体節後第11日曜のカンタータ

今日は三位一体節後第11日曜なので、該当するカンタータはBWV199, 179, 113の三作品。 BWV199 "Mein Herze schwimmt im Blut" 「わが心は血の海に漂う」 1713年8月27日初演。ヴァイマール時代*1に属するカンタータ初期作品。1911年になって発見されたもので…

無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ

もう一冊いっしょに買ったのが "Works for Violin: The Complete Sonatas and Partitas Fpr Unaccompained Violin and the Six Sonates for Violin and Clavier"(ISBN:0486236838)というバッハのヴァイオリン作品の楽譜。収録作品は有名な「無伴奏ヴァイオリ…

リヒターのカンタータ第一巻

待降節からマリアの潔めの祝日までの第一巻を聴きおわった。ピリオド系に慣れた耳には、ぶあつい演奏やビブラートのきいた声に最初は少し違和感があったが、聴くうちにだんだん慣れてきた。ぶあついと言っても、カンタータなんで受難曲やミサ曲ほどは重々し…

三位一体節後第10日曜のカンタータ

今日は三位一体節後第10日曜なので、該当するカンタータはBWV46, 101, 102の三作品。 BWV46 "Schauet doch und sehet, ob irgendein Schmerz sei"「考え見よ、われを襲いしこの痛みに」 1723年8月1日初演。ライプツィヒ時代*1のカンタータ第一年巻*2に属する…

バッハのカンタータと教会暦その2

ちなみに教会暦順に並べられたリヒターのカンタータ集の内容は以下の通り。 第一巻(CD4枚) 待降節用のカンタータ (BWV61, 132) 降誕節(クリスマス)、新年用のカンタータ (BWV63, 121, 64, 28, 171, 58) 顕現節用のカンタータ (BWV65, 124, 13, 111, 81) …

バッハのカンタータと教会暦

カール・リヒターのカンタータ集が届いた。リヒターが録音した75曲の教会カンタータを26枚組のセットにまとめたもの。当然モダン楽器による演奏。バッハのまとまったカンタータ集で言うと、ニコラウス・アーノンクール/グスタフ・レオンハルトの全集(オリ…

リヒターのカンタータ全集

J.S.バッハのカンタータと言えば、これまでヘレヴェッヘとかレオンハルトとかアーノンクールとか鈴木とかコープマンとかリフキンとかパロットとかユングヘーネルとかトーマスとか、いわゆるピリオド演奏ばかり聴いていて、重厚なモダン演奏というのはほとん…